最近健康診断受けてないけれど、お腹まわりがちょっと気になってきたな・・・
メタボリック症候群の可能性もあるため定期的な健康診断をおすすめします
メタボリック症候群(シンドローム)という言葉はよく耳にするかもしれませんが、実際何が問題なのか?聞かれると実のところよくわからない、という方もおられるかもしれません。
ここではメタボリック症候群の基本と、それを放置してはいけない理由について解説していきます。
メタボリック症候群の診断基準
メタボリック症候群の診断には「ウエストが大きいこと」が必須で、さらに①高血圧②高血糖③中性脂肪が高いまたはHDLコレステロール(善玉コレステロール)が低い、のうち2つ以上該当が必要になります。
ウエストが大きいことは内臓脂肪が多いことを表しています。
メタボリック症候群は高血圧・高血糖・高脂血症が単に合わさった状態というだけでなく、この内臓脂肪が悪さをしていると考えられています。
メタボリック症候群を放置することで引き起こされる病気
メタボリック症候群は内臓脂肪が蓄積することが特徴です。
内臓脂肪が蓄積することにより引き起こされるデメリットを紹介すると、
- 血糖を下げるインスリンの効きが悪くなる
- 血圧が上がりやすくなる
- 動脈硬化が進みやすくなる
となります。
つまり、単に血圧や血糖が高いだけでなく、内臓脂肪によってそれらがさらに悪化しやすくなっているのです。
つまりメタボリック症候群を放置すると、
糖尿病が進行して目や腎臓の障害が出たり、動脈硬化が進んで心筋梗塞や脳梗塞などの大きな病気になりやすくなるのです。
健康診断を受けることの大切さ
メタボリック症候群のもう一つの恐ろしいところは、大きな病気になるまで自覚症状がほぼない事です。
そのため定期的に健康診断を受ける事がとても大切になります。
そして健康診断で「少し血圧が高め」「少し血糖が高め」、という状態を2つ以上指摘されたら、早めに受診することが重要です。
「ちょっと引っかかっただけ」で放置してしまうと、せっかくの治療の機会を逃してしまう危険があります。
まとめ
メタボリック症候群について解説しました。
内臓脂肪が蓄積することと、高血圧や高血糖などの2つ以上が合わさることによって大きな病気の原因となる可能性があります。
少なくとも年に1回は健康診断を受けて、異常があれば早めに受診するようにしましょう。