高血圧だからお酒は減らしたほうがいいみたいだけど、どれくらいなら飲んでもいいんだろう?
男性であれば日本酒1合程度まで、女性はその半分程度までが推奨されています。
アルコールと血圧の関係
アルコール摂取は血圧上昇の原因となります。
また大量の飲酒は、高血圧だけでなく脳卒中や不整脈、睡眠時無呼吸症候群を引き起こし、癌の原因ともなりえます。
一方で、「アルコール飲んでから血圧測ると低くなる」という経験をしたことがある人もいるかと思います。
実際アルコール摂取は短期的には(数時間程度)血圧低下を引き起こすことがあります。
ただし、長期的には血圧は上昇していくため高血圧の予防・治療のために節酒をすることは重要になります。
高血圧があっても許容できる飲酒量はどのくらいか
日本の高血圧ガイドラインでは1日の飲酒量を
- 男性:エタノール20〜30ml以下
- 女性:エタノール10〜20ml以下
とすることが推奨されています。
エタノール20〜30mlと言われてもイメージがわかないと思いますので、具体例を挙げると
- 日本酒1合
- ビール500ml(中瓶1本)
- チューハイ5% 500ml
- 焼酎半合
- ウイスキーダブル1杯
となります。(女性はこの半分が目安になります。)
ざっくり晩酌にビールや酎ハイを1杯程度飲むのはほとんど問題無いと考えて良さそうです。
もちろんさらに減らせるのであればお酒は飲まないに越したことは無いのですが、あまり我慢しすぎると続かないものなので、上記を目安にある程度の飲酒は許容して良いと思います。
まとめ
高血圧がある人の適切な飲酒量について、ガイドラインで推奨されている量を具体的に解説しました。
男性で日本酒換算で1日1合、女性はその半分が目安になります。
高血圧があっても全く飲んではいけないということはありません。
今回紹介した量を目安に、我慢しすぎず、長く継続できる飲酒習慣を身につけましょう。