「DASH食」という言葉は聞いたことありますでしょうか?
Dietary Approaches to Stop Hypertensionの頭文字をとってDASHです。
元々はアメリカで研究された高血圧に効果のある食事ですが、日本人である我々にも十分参考になります。
日本の高血圧のガイドラインで推奨されている6つの生活習慣の改善ポイントは以下の通りです。
- 減塩(1日6gまで)
- 野菜・果物を多くとり、コレステロールや飽和脂肪酸を減らす
- 適正体重の維持(BMI 25未満)
- 運動療法
- 節酒
- 禁煙
この中で②の野菜を多くとり、コレステロールや飽和脂肪酸を減らすというのが、DASH食の考え方からきています。
DASH食2つのポイント
DASH食の2つのポイントは
- カリウム、カルシウム、マグネシウムなどのミネラル、食物繊維、タンパク質を増やす
- コレステロール、飽和脂肪酸を減らす
です。
高血圧で推奨されている生活習慣の1つ目に減塩がありますが、これは正確にはナトリウムを摂りすぎないということになります。
DASH食で摂取が推奨されるカリウムは、このナトリウムを体から排泄する役割があるため、高血圧に有効です。
DASH食を実践するために取るべき食材
いろいろな成分を言われても具体的に何を食べたらいいんだろう・・・
成分だけ見てもなかなかイメージがわきにくいですよね
DASH食を実践するにあたって具体的に食べるべきものは以下のものです
- 野菜・果物
- 海藻
- 魚類
- 豆類
- 牛乳・乳製品
実は日本食を中心とした食事がDASH食になりえます。
ただし日本食は塩分が多くなりやすいため、味噌汁の汁を全部飲まない、醤油や塩を使いすぎないなどに気をつける必要があります。
まとめ
高血圧に効果のある食事「DASH食」について解説しました。
一言で言えばは野菜・果物などを多くとり、肉や油などを避けることです。
日本食を中心とした食事はDASH食となりえますが、塩分が多くならないように注意が必要です。